ガスパル様

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    黒瀬の辻殉教地
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     このガスパル様の建っている場所は黒瀬の辻の十字架と言って生月(いきつき)のキリシタンにとっては信仰の原点とも言える最高の聖地なのです。
    1558年生月で最初にキリスト教の布教を行ったガスパル・ヴィレラ神父は、この地に大きな十字架を建て、信者達の墓としました。 その後1563年に新しい十字架がコスメ・デ・トルレス神父により建立されました。その十字架は「これまで日本で建てたものの中で最も美麗な十字架」だと 書かれているそうです。


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    キリスト教の迫害の嵐が吹き、十字架は取り払われましたが、「あの十字架の下で命を捧げたい」という願いは残り、 1609年生月で最初の殉教者である西玄可(洗礼名 ガスパル)と家族が殉教した場所なのです。

     また、平戸と生月島の間に浮かぶ小島は中江ノ島といい、1622年(元和8年)ガスパル籠手田、1624年(寛永元年)ジョアン坂本ら多くの人が殉教した場所であり、 現在も聖地とされています。彼らも心の中に十字架を思い浮かべ殉教したと言われています。

     そして1992年に生月の多くの殉教者達の遺徳が子々孫々まで称えられんことを祈念して中江ノ島の見えるこの場所に生月カトリック信徒一同により、再び十字架が建てられたものです。


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